痩せる為にはたんぱく質!筋肉だけじゃない、肌や髪からホルモンまで
「栄養失調」と聞くと自分には関係ないと思うかもしれません。しかし近年、日本人の一日平均の「たんぱく質」の摂取量が戦後とほぼ同じと言われています。(厚生省/厚生労働省による)
「お肉を食べているから大丈夫」と思っていても、お肉には多くの脂質が含まれており、脂質過多になりがち!そしてたんぱく質不足に無自覚な人は意外と多いのです。
たとえば
100gの豚バラ肉なら、たんぱく質は15g程度、脂質はなんと約35g
100gの鶏肉であれば、たんぱく質は17g程度、脂質は約20g
その分、プロテインは余分な糖質・脂質を摂る事なくたんぱく質を効率よく摂取できるのでオススメ。
1. たんぱく質不足は美容の天敵
≪たんぱく質の主な働き≫
炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質は欠かせな重要な三大栄養素と言われています。
平常時にはエネルギー源より細胞・酵素・ホルモンなどの成分として優先的に利用されています。
たんぱく質=筋肉 と考えがちですが、それ以外にも血管・内臓・皮膚・髪・爪などの大部分がたんぱく質でできている為、不足すると、肌荒れ・髪のパサつき・爪が割れやすくなる、などの症状を引き起こす原因になります。
2. なぜたんぱく質が不足すると太りやすくなるのか
理由5つ
- たんぱく質が体内に入ってこないと、新しい筋肉をつくることができず筋肉が分解され血中に放出されてしまう為
- 筋肉が分解されると、基礎代謝が低下し、燃費の悪い太りやすい体質になる為
- 筋肉量の低下=体力も低下するため、日常での運動量が減る傾向が高い
- 食事による満足感が得にくく慢性的に空腹を感じやすくストレスになる為(過食によるリバウンドを引き起こしやすいすい)
3. たんぱく質の推奨必要量は?
身体活動レベルが「普通」の場合
体重1kgあたり約1g (例)体重60kgの人は60g
身体活動レベルが「高め」の場合
体重1kgあたり約1.5g~2.3g(例)体重60kgの人は90g~138
高齢者の場合
体重1kgあたり約1.1g(例)体重60kgの人は66g
4. たんぱく質はこまめに摂る
「今夜は焼き肉だから、推奨摂取量バッチリ!」だと危険です。一回の摂取量は「40gを超えない程度」と言われています。たんぱく質には体に貯蔵するしくみがなく過剰分は排出されたり、脂肪に変換されたりしてしまいます。
腎臓に負担をかけ腎機能障害につながる恐れがあるので摂り過ぎには注意です。
こまめに3回の食事に分けて摂取することが効果的に作用します。