プロテインの選び方~ホエイ?ソイ?種類を徹底比較!

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薬局などでズラリと並ぶプロテイン。「ダイエットやウェイトアップ」などの文言が並ぶけど「選び方や違いがわからない!」そんな方の為にプロテインを選ぶ基準を解説します。

プロテインパウダー自体はほぼどれも同じ。それでは何が違うのか。
それは、たんぱく質の含有率と、その他に何をブレンドするかで製品の売りは異なります。自分の目的に合ったプロテインを選ぶことで効果もより発揮しやすくなります。

1. プロテインの種類から選ぶ

プロテインパウダーには原料・製法にいくつか種類があります。大きく分けると「牛乳(動物性)と大豆(植物性)」の2種類の原料があります。

牛乳(動物性)

ホエイプロテイン

日頃からトレーニングをしてる人

筋肥大させたい人に最適

◎特徴
定番のプロテイン。体内への吸収速度が最も速い(1時間前後)筋肉を作るアミノ酸(BCAA)が豊富に含まれる。製法によってもWPI(分離乳清タンパク質)WPC(濃縮乳清タンパク質)といった売られている商品の種類も豊富なことが特徴。(目次2で詳しく解説)
✖デメリット
たんぱく質の含有率が高いぶん、比較的値段が高い。「乳糖不耐症」牛乳を飲むと胃の調子が悪くなる人には不向き。

カゼインプロテイン

就寝前の栄養補給や置き換えダイエットに最適

スタミナのいる長いトレーニングをしている人にオススメ

◎特徴
不溶性のため胃酸で固まりやすく、吸収速度がホエイ、ソイに比べもっとも遅い(6~8時間)その分腹持ちが良い。また緩やかな合成反応が長く続くため血中のアミノ酸濃度を高く長く保つことが出来る。カゼインのみの商品は少なく、ホエイプロテインとのミックス商品が多い。

✖デメリット
ホエイ・ソイに比べ吸収速度が遅い。ホエイに比べBCAA(必須アミノ酸)の含有率も低い。ホエイと同様、牛乳が原料の為「乳糖不耐症」の人には不向き。

②大豆(植物性)

ソイプロテイン

就寝前の栄養補給や置き換えダイエットに最適

乳糖不耐症や牛乳が苦手な人向き。

女性にオススメ(女性には効果的な栄養素が含まれるため)

◎特徴
吸収速度は遅め(5~7時間)がその分腹持ちが良い。老化を防ぐ抗酸化作用、ホルモンバランスを整えるイソフラボン、サボン、脂肪燃焼を促す効果のあるアルギニンなどが含まれる。

✖デメリット
動物性たんぱく質に比べ必須アミノ酸(BCAA)の含有率が劣る。溶けにくく、商品によっては多めの水分で溶かしたり、甘味料を入れたりしないと飲みにくい。

2. たんぱく質含有率から選ぶ

とにかく効率よく「筋肉をつくりたい」という方はたんぱく質含有率の高いホエイプロテインの商品を選ぶと良いでしょう。ホエイには主に3種類あります。

 WPI〔whey protein Isolate(ホエイタンパク質を分離)〕

たんぱく質含有率が90%前後
不純物を取り除いた高純度プロテイン。含まれる糖質や脂質は1%未満、ほぼ乳糖を除去しホエイプロテインでお腹を壊してしまいがちの人には最適。もっとも高純度ゆえに値段は高い。

 WPC〔whey protein concentrates (ホエイタンパク質濃縮物)〕

たんぱく質含有率が80%前後

ざっくりと濾過されたパウダーの為WPIでは取り除かれたビタミンやカルシウムは残る。しかし乳糖も残っているので牛乳が苦手な人は要注意。WPIよりも安価なコストパフォーマンス面ではオススメ。

3. 価格で選ぶ

冒頭でも述べたように、様々な成分がブレンドされ、たんぱく質の含有率は低く値段の高い商品があります、 本来“プロテインパウダー” は「気軽に・素早く・効率的に」たんぱく質を補う ≪栄養補助食品≫ であること。(なぜたんぱく質が必要なのかは別記事で解説します)本当にその中身が必要か問うてみてください。

 単純に安い商品を選ぶのではなくたんぱく質含有率と価格を比較するとよいでしょう。

1食あたりのプロテインの量 ÷ たんぱく質の量=たんぱく質の含有率

(例) 1食(21g)当たり:たんぱく質4.0g

  21 g ÷ 4g= 0.19   19% 

 

「え、たんぱく質の量少なすぎない?」などと判断しやすくなります。


4. 味・飲みやすさで選ぶ

「飲み続けても大丈夫か」毎日飲むからこそ、飲むことがストレスにならないように、味選びは重要なポイントです。小袋で売られているものや、小さめのプロテインパウダーを購入して試してみるのもあり。
※また海外の製品の中には「スクローラー」や「アスパルテーム」など人工甘味料が多く含まれた甘さの強い製品が多くあるので注意が必要です。
添加物が気になる人は甘味料、保存料、着色料、香料などを一切使用していない「無添加」の商品もあるのでチェックしてみてください。